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人間は、何か1つのタスクに気を取られると
他のタスクを十分に処理できなくなります。
例えばiPhoneのSiriと会話をしながらの運転は
事故リスクを4倍に高めると言われています。
心理学的ではこのことを
「非注意性盲目」と言います。
ですから、例えばあなたが
「未来に備えてやるべきことをきちんと考えて行動を起こそう」
と考えていても
日々の業務に忙殺されていれば
結局考える暇がなく、
行動を起こせなくて当然です。
しかし、
あなたに残された準備期間は
もうあまり残されていないかもしれません。
猛烈な勢いで時代は変化しています。
特にAI(人工知能)が人間の仕事を奪い
大量の失業者が生まれ、
1929年の世界恐慌やリーマンショックの比ではない
経済危機に発展する可能性も指摘されています。
これはおとぎ話ではありません。
ということで本日は
今世の中で何が起こっていて
どのような未来が訪れる可能性が高いのか、
その差し迫る現実を共有いたします。
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AIの限界
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「AIが人間の仕事を奪う」
こんな言葉は多くの方が
聞き飽きていることでしょう。
でも、AIに関してきちんと理解されている方は
かなり少数です。
そこで今回は始めに
「AIとは何なのか?」
ということを改めて簡潔にお伝えします。
「AIが意思を持ち人間を支配する時代が訪れる。」
という現実離れの話を信じている方も
多いかと思いますが、
その方はAIの本質を理解していません。
そもそもAIは
コンピューター上で動く
ソフトウェアに過ぎません。
そして、
コンピューターは
0と1の数字に置き換え
物事を理解します。
言い換えれば0と1に置き換えられないことは
理解できない、ということです。
コンピューターが理解できることは
・論理的に言えること
・統計的に言えること
・確率的に言えること
だけです。
ですから、
もちろんコンピューター上で動くAIも
0と1に置き換えられないことは理解できません。
例えば人間の感情は0と1で表現することは可能でしょうか?
できません。
例えば、
怒ってはいるけれど、嬉しさも混じっている、
そんな曖昧な感情をきちんと数値化できないことは
直観的に理解できますよね。
また、人間が使う言語もAIは理解できません。
「でもiPhoneのSiriはきちんと答えてくれるよ?」
と思われるかもしれませんが、
Siriはあなたの言葉を理解しているわけではありません。
あなたの言葉に対して
統計学的に考えて最も適切だと思われる答えを
出しているに過ぎません。
これが現在のAIの現実であり、
人間の言葉すら理解できないAIが
人間を支配することなど
あり得ない話です。
もちろん、
今後状況が変わる可能性もありますが、
現時点でAIが人間を支配する時代が訪れる見込みはありません。
また、シンギュラリティ
つまり
人間の一般的な知能と同等レベルの知能を持つAIが
自分自身よりも能力の高いAIを作り出すことも
現時点では起こり得ません。
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次々と奪われる仕事
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「なんだ、じゃあAIって意外と大したことないんだ」
今の話を聞いてそう思われる方も
いるかもしれませんが、
それもまた誤った解釈です。
論理、確率、統計によって対処可能な分野では
AIが次々と人間の仕事を奪い始めます。
合理的な思考を持つ経営者であれば
文句を一切言わずに
低コストで24時間365日働き続けるAIがあるのに
わざわざ人間を雇うようなことはしませんよね。
実際、
すでにAIは人間の仕事を奪い始めています。
例えば
アメリカのknightscope社は
「一般的な警備員の給料よりも低い時給で貸し出す」
というスローガンを掲げ、
警備ロボットを提供しています。
どんな警備ロボットかと言うと・・・
・360度の高解像度ビデオカメラ
・赤外線センサー
・レーダー
・超音波&距離センサー
などが搭載されているロボットです。
パトロールを行い、
異常があれば通報してくれる仕組みになっています。
警備員の命が危険にさらされることもないし、
人間のように集中力が切れて
パフォーマンスが落ちることもなく、
しかも人を雇うよりも安い、ということですから、
人間よりも警備ロボットが選ばれる方向に向かうのは
明らかです。
そして、警備ロボットだけでなく
今後あらゆる産業において
AIロボットが仕事を奪い始めるでしょう。
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AIに奪われずに残る仕事
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ただ、もちろん、
AIは万能ではありません。
先ほどお伝えしたように、
人間が話す言葉を本当の意味で理解することはできませんし、
自ら何かを生み出すこともできなければ、
融通も利きません。
そして、
AIが不得意なことは人間の仕事として残ります。
では、どのような仕事が残されるのでしょう?
残る仕事に求められる能力は
AIに欠けた能力
つまり
・コミュニケーション能力
・理解力、
・柔軟な対応
です。
人間らしい柔軟な判断が求められ、
臨機応変に対応しなければいけないような仕事は
残る可能性が高いと言えます。
ただし、それらは
高度で知的な労働です。
例えば医療の分野などでは
人間が携わらなければいけない業務が多く残ると考えられますが、
それらに携わることができる人間は限られるでしょう。
つまり、
AIによって奪われない仕事もあるけれど、
その仕事ができる人間は限られる、
ということです。
ちなみにAIがこなすことができない仕事に就くためには
どの程度の能力が必要とされると
考えられるでしょうか?
1つ参考になるのは
AIの学力レベルです。
国立情報学研究所教授の新井紀子氏によれば
AIはすでに大学のMARCH合格圏内くらいの実力は
あるようです。
MARCHと言えば、大学進学希望者の上位20%です。
ですからAIができない仕事をできる人間は
全体の20%にすぎない可能性があると言えます。
もちろん、
学力だけで仕事ができるできないは判断できませんが、
労働者の80%が失業する、
そんな大失業時代が訪れる可能性を完全には否定できません。
「いや、そんなこと起こり得ない」
と思うのであれば
それでも結構です。
未来のことは誰にも分かりません。
しかし、
AIが人間の仕事を奪い始めている
という事実はもはや無視できません。
大失業時代が訪れる可能性は
論理的に考えて極めて高いと言えます。
現実を直視し、
準備を怠らなかった人間だけが
安定した人生を送ることができることは
間違いありません。
ぜひあなたなりの対策を講じられることを
お勧めいたします。
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